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移乗介助で知っておきたいボディメカニクスとは?

こんにちは!
大佳株式会社です。
弊社は滋賀県東近江市を拠点とし、搬送システムの組み立てや福祉機器の開発・機械製造・販売・修理を手がけています。
また、福祉機器「愛移乗くんII」の企画・開発も行っています。
「移乗介助で知っておきたいボディメカニクスって?」と疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本記事では、移乗介助で知っておきたいボディメカニクスの概要や、8原則について詳しく解説します。
移乗介助についての知識を深めたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

ボディメカニクスとは?


介助の「ボディメカニクス」とは、体の動きのメカニズムを活用した介助技術のことです。
ボディメカニクスを活用することで、介助される方の不安や苦痛を減らせる上、介助者の腰痛予防や身体負担軽減にも役立ちます。

ボディメカニクスの8原則

ボディメカニクスには8つの原則が存在します。
以下では、それぞれの項目について詳しく解説します。
1.介助者の支持基底面積を広めにとる:支持基底面積とは、床と接しているところで囲まれた面積のこと。介助者が足を広めに開くことで立位姿勢を安定させられる
2.対象者と介助する側の重心を近づける:重心がぶれず大きな力が働くため、少しの力で容易に介助できる
3.大きな筋群を使う:足や腰などの筋肉を意識して介助する
4.対象者の体を小さく丸める:ベッドに設置する面積を小さくする
5.介助者の重心を低く落とす:姿勢が安定し腰にかかる負担が小さくなる
6.介助者の体をねじらない:ねじると重心がぐらつくため、不安定になる
7.押さずに引く力を使う:人間は押す力よりも引く力の方が強いため
8.てこの原理を利用する:支点・力点・作用点を使うことで小さい力で重いものを動かせる
これらのボディメカニクス8原則を意識して介助に取り組むようにしましょう。

愛移乗くんⅡのお問い合わせはこちらから!


弊社が提供している「愛移乗くんⅡ」を活用することで、介助者の方の負担を大きく減らせます。
「愛移乗くんⅡ」は、厚生労働省の介護ロボット導入補助金対象商品に認定されております。
試乗機の貸出も行なっておりますので、興味をお持ちいただけましたら、お気軽にお問い合わせください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!